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執筆者の写真原口日加里

非日常だからこその「!」

こんにちは。原口です。

 

民間学童きりんアフタースクールでは、子どもたちが自ら考え・選択・決定できるよう、遊びや学びの場づくりを日々試行錯誤しています! 

 

きりんアフタースクールでは、春休みなどの長期休み期間中、外出して体験を楽しむイベントや室内で制作するイベントが毎日行われます。

 

今週から小学生は春休みにはいり、普段できない体験が盛りだくさんの毎日です。

子どもたちは日常とは異なる体験や人に触れることで、いつもとは違う表情・言葉・行動を見せてくれます。

 

今日は、ある男の子の非日常の体験から出てきた「!」な体験についてお話ししようと思います。

  

梅ヶ枝餅を探究

先日、子どもたちと大宰府へ行き、梅ヶ枝餅作りを体験してきました。

 

生地にあんこを置いて包むのですが、生地が破れやすく、これが結構難しいのです。

包みかたをマスターした子は、お友達にコツを教える姿も見られました。




 

そして、初めて触る道具で梅ヶ枝餅を焼いて完成!!

ここで、焼きあがった梅ヶ枝餅をよ~く観察していたA君からこんな一言が出てきました。

 

「梅ヶ枝餅って(ハンバーガーみたいに)2つのお餅であんこを挟んで作っているのかと思っていたけど、違ったんやね!」

 

焼きあがったものを観察して、今まで食べてきた梅ヶ枝餅と同じ形をしていることを確認し、作り方が自分の予想と違っていたことを発見した瞬間だったようです。

 



そしてA君の梅ヶ枝餅への好奇心は続きます。

「焼きたてと(3時間後の)おやつの時間だと、どっちがおいしいのかな?確かめてみる!」

と梅ヶ枝餅を探究し始めたのです。

 

私はA君からお願いされ、出来立ての梅ヶ枝餅についてのA君の感想をメモに書きとめていきます。

「外側はカリッとしていて、あんこはホクホクで~」

なかなかうまい食レポです。

 

そして、おやつの時間。

A君が感想を伝えてくれました。

「外側はもちっとしていて、あんこはホクホクで~」

「食感はこっちの方が好みだけど、味はできたての方が好みだな!」

 

A君が梅ヶ枝餅のことを語っているときのイキイキとした表情や楽しそうな声につられて、私もA君が次はどんな感想を言うのかな?とワクワクさせてもらった1コマでした。

  

長期休みは「!」の宝庫

いつも外で野球をしているA君がこんなに梅ヶ枝餅に夢中になっているところを見ると、長期休みの醍醐味を感じます。

 

日常のなかの体験でも子どもたちは発見し、創造し、成長していますが、非日常の体験をすることでいつも以上に「これってなんだ!」「おもしろい!」「知らなかった!」などの沢山の「!」に出会うことが出来ます。

 

様々な体験に触れることで、子どもたちはいつもとは違うフィールドでの発見や心動かされる瞬間に出会います。

「自分は何が好きなのか?」「どんなときにワクワクするのか?」など自分を知るきっかけになったり、「これってどうなるんだろう?」「こうしてみようかな!」など好奇心から創造力を発揮したりと、体験を通じていつも以上に子どもたちは目には見えにくいけれど大きな成長をしているように感じます。

 

春休みの残り1週間も子どもたちと沢山の「!」に出会い、心が動く瞬間を共に出来たらと思います。

 

それでは、また。

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